せんざい歯科クリニック ブログ
2015年12月 1日 火曜日
★自費診療
先日のスタッフ旅行で訪れた エクシブ淡路島 での心地よいラグジュアリーな気分で朝を迎えました
スイートルームにあるジャグジーにお湯を張り朝の海を眺めながら私の中に 次の16年目のせんざい歯科クリニックの歴史ををどのように築いていくべきだろうか、、、と、普段の生活とは離れたゆったりとした時間の中でたくさんのアイデアが浮かびました。
これも神話の生まれた 淡路島のパワーに肖りましたこと感謝致します
16年目を迎えたせんざい歯科クリニックの代表と致しまして、自分の価値というものはどのようなものなのであろうか、ということかを私自身が言葉にできるであろうか、と深く省みました。
自分の価値。。。それをどのように表現するのか。
そしてそれが、今現在では患者様をはじめスタッフや当クリニックを支えて下さっている方達にどのように伝わり、どのように評価されているのか。
私自身の改善すべきところとはなんであろうか。
もちろん仕事も プライベートも同じです。
人間として努力を怠れば評価は下がり、目標達成は遠ざかります。
私が16年目の歴史を築くにあたり 心掛けようと考える一つのことに『歯科医師として培ってきた自分の感性を信じる』ということがあります。
私は患者様ご自身が望まれる自費診療の内容であろうと、どう見てもその方に良い結果が出ないであろう、と感じる場合には患者様が希望される自費の治療内容をお断りさせて頂くことがあります
以前はこのような私の主観だけで患者様が希望される自費の診療をお断りすることは患者様によっては、
「希望の自費診療治療をしてもらえず違う治療をすすめられた」と感じられるのが正直 怖い部分がありました。
また希望される自費の治療をお断りする場合には殆どのケースで患者様が考えていらっしゃる以上の疾患が予測されたり、患者様を驚かせてしまうような他の要因が隠れていると思われる場合です。
そのことを率直に申し上げることにより
「他の問題点も指摘されて嫌な気分や不安な気持ち」になられる可能性も大いにあります。
このようなことを心のどこかで考えながら、、、患者様のお気持ちのケアに対して最善は尽くしてまいりました。
しかし、私自身が不安な気持ちを感じながら患者様に対応している部分を払拭するためにどうするべきかを考え抜きました。
ここに簡単な一例を出します。
患者様が前歯部分の保険治療の銀歯をオールセラミックに替えたいとのご希望を最近本当にたくさんいただきます
しかし 以前の保険の治療でのコア(かぶせものの歯の土台部分)が保険診療で使用する 銀の台の場合、自費の最高品質のオールセラミックの差し歯を装着すると以前の保険診療の銀色の土台が透けてしまうのです。
これは歯科医師としても、一般的な審美の目でみても 美しくありません。
他の歯科医院ではご希望通りにしてくれたのに、、、とご指摘いただいたこともございますが私は お勧め致しませんし、基本お断りしております
このような状態にて自費の最高品質のオールセラミックでの治療についてのカウンセリングにおいて たいていの患者様が大変ショックを受けられ、以前の保険診療での治療を後悔されとても残念そうな表情を浮かべられます。
私自身、一生懸命に患者様のお気持ちに寄り添いカウンセリングしてまいりましたが患者様のこのような表情を拝見するのが辛いというのが1番の印象でした。
しかし今後は最適な患者様の心のケアも含めてカウンセリングができますように私自身をさらに磨いてまいります
患者様の1番のご希望通りの自費の診療内容ではない場合でも最高に満足していただく結果を創り出すことをお約束します。
そのために患者様が安心して私はじめ当クリニックに自費の診療をご相談いただくことができるようなカウンセリングをご提供致します
もちろん、
今後 歯科衛生士、当クリニックのスタッフ含めて更に精進致します
患者様の希望される自費の治療をご希望通りに進めることは簡単ですが、私はそれでは自費の診療をお勧めする歯科医師としてプロの感性ではないと考えます。
どのような自費の治療が合っているのかを見極めて(特に差し歯 詰め物 義歯の素材の特性と現状に最適な選択)それらに優先順位をつけて 最善の選択をご提案し、患者様に満足感を得て頂けるようにすることは、自費の診療をお勧めする歯科医師としての大切な使命であるのだと思っています。
この見極めは治療の技術と同じくらいのレベルで治療の入り口として最も大切なことであると思います
この私の信念と感性を、改めて 患者様が理解しやすい言葉として表現できますように努力してまいりますのでどうぞご安心いただいて ご希望を当クリニックにご相談下さい
院長 松本義之
投稿者 せんざい歯科クリニック